池袋で秋刀魚食べたし。
時々、無性に食べたくなるそんな味がある。
頻繁に通う訳ではないのだが、ふるさとに帰るように食べにいきたくなる。
私にとってのそんなお店が、池袋にある。
西口から立教大学に向けて歩き始め、マルイ横の小道を右に折れる。
このエリア最近こそBARなど料理店も増えたが、比較的池袋の西口は大学が近いとは思えないほどの繁華街でその手の店も多い。会社帰りのスーツ姿でふみこむとやたら声をかけられる。
なので、パチンコ店がある表通りからの道ではなく、丸井横のビジネスホテルの角を曲がるのがいい。
曲がってすぐの建物の2階、3階だったかな?これまた老舗のベトナム料理店があり、個人的に結構好きなお店でもある。今日の目的はここではない、後ろ髪を引かれる思いで1ブロック歩くと見えてくるのがこのお店。
「生粋」
拉麺・・・というか創作麺なのだが、創作麺店があちこちに増える昨今、他店にない強力な個性がスープ。なんと秋刀魚を出汁に使っているのだ。かつおでもカニでもエビでもあごでもない独特の味がある。
スープの味を適切に表す日本語を私は知らない。とにかく秋刀魚であると言っておきたい。
当時巡回先のページでこのお店を知り、この味に魅せられてすでに最初に行ってから10年近いかもしれない。
こんな思いをもって出かけるには訳がある。7月も半ばを過ぎ、雨こそ降らなかったものの、気温は暑くないが、湿気が強く銭湯の脱衣所の中で運動するようなべたべた感で不快指数が高い。
それなら冷やし中華という文化があるではないかと言いたくなるが、ややここ数日冷たいものを取りすぎたせいか胃が若干弱っている。なので冷たい食べ物は避けたい。でも汗びっしょりかいて熱い麺を食べるほど根性もないという、我ながらあきれるほどの我が侭状態。
しかしそんな我が侭を受け止めてくれるのが、このお店のつけ麺なのだ。
麺は茹でた後、きちんと冷水でしめられ、見た目は普通に冷たい麺じゃないかというツッコミがはいりそうだが、そこはそれ、これを見よ!
つけ汁に沈んでいるこれは、海苔・・・ではなく溶岩キューブ。
注文と同時に火にくべられた溶岩キューブはあっつあつ。
麺と同時に出されるそれは陶器の鉢にキューブがごろん。
そこにとっくりに入った特性秋刀魚出汁をかけると・・・
一気に加熱されじゅわわわわわwともうもうと上がる湯気。
あとは麺を端で引っ掴んで熱いうちにズルズルといただくのが正しい(異論は認めます)
これぞ冷たいものにやられそうなお腹にいい熱すぎず、冷たすぎない麺。しかもスープが冷めたときはお願いすると溶岩の追加ができるのも嬉しい。
少し酸味のあるたれと秋刀魚の自己主張。人は選ぶがはまると他店では決して満足できまい。
そしてもう一つ好きな点がお冷や。
一般的なラーメン店なら、ホシザキ製の給水機や時にはレモンの切り身をいれた水差しもあるだろうが、このお店のカウンターに置かれた水差しには炭が入っており、お冷やをまろやかに美味しくしてくれる。
最近では、西武線沿線に多い「福しん」というラーメン店でもあるが、いずれも水の味を良くしてくれる。
田舎で育った分、特に夏に感じる水道水の味にげんなり感を感じるが、表立っての主張を抑えてくれるため安心して継ぎ足して飲むことができる。
初めて生粋を訪れたときには、開店後間もなかってせいか、見た目に美しいレトロ調の大きなガラス瓶に入っており、お客が小さな真鍮製のコックをひねって水を出す方式だった。それはそれで風情があってよかったがコックが小さいため、なかなか水がたまらず、店内が混んでいるとなかなか水を汲めなかった。おそらくそれで今の方式にしたに違いない。
夏は特にここの秋刀魚味の出汁が恋しくなる季節なので、今シーズンは後何回かは行くだろうな。
頻繁に通う訳ではないのだが、ふるさとに帰るように食べにいきたくなる。
私にとってのそんなお店が、池袋にある。
西口から立教大学に向けて歩き始め、マルイ横の小道を右に折れる。
このエリア最近こそBARなど料理店も増えたが、比較的池袋の西口は大学が近いとは思えないほどの繁華街でその手の店も多い。会社帰りのスーツ姿でふみこむとやたら声をかけられる。
なので、パチンコ店がある表通りからの道ではなく、丸井横のビジネスホテルの角を曲がるのがいい。
曲がってすぐの建物の2階、3階だったかな?これまた老舗のベトナム料理店があり、個人的に結構好きなお店でもある。今日の目的はここではない、後ろ髪を引かれる思いで1ブロック歩くと見えてくるのがこのお店。
「生粋」
拉麺・・・というか創作麺なのだが、創作麺店があちこちに増える昨今、他店にない強力な個性がスープ。なんと秋刀魚を出汁に使っているのだ。かつおでもカニでもエビでもあごでもない独特の味がある。
スープの味を適切に表す日本語を私は知らない。とにかく秋刀魚であると言っておきたい。
当時巡回先のページでこのお店を知り、この味に魅せられてすでに最初に行ってから10年近いかもしれない。
こんな思いをもって出かけるには訳がある。7月も半ばを過ぎ、雨こそ降らなかったものの、気温は暑くないが、湿気が強く銭湯の脱衣所の中で運動するようなべたべた感で不快指数が高い。
それなら冷やし中華という文化があるではないかと言いたくなるが、ややここ数日冷たいものを取りすぎたせいか胃が若干弱っている。なので冷たい食べ物は避けたい。でも汗びっしょりかいて熱い麺を食べるほど根性もないという、我ながらあきれるほどの我が侭状態。
しかしそんな我が侭を受け止めてくれるのが、このお店のつけ麺なのだ。
麺は茹でた後、きちんと冷水でしめられ、見た目は普通に冷たい麺じゃないかというツッコミがはいりそうだが、そこはそれ、これを見よ!
つけ汁に沈んでいるこれは、海苔・・・ではなく溶岩キューブ。
注文と同時に火にくべられた溶岩キューブはあっつあつ。
麺と同時に出されるそれは陶器の鉢にキューブがごろん。
そこにとっくりに入った特性秋刀魚出汁をかけると・・・
一気に加熱されじゅわわわわわwともうもうと上がる湯気。
あとは麺を端で引っ掴んで熱いうちにズルズルといただくのが正しい(異論は認めます)
これぞ冷たいものにやられそうなお腹にいい熱すぎず、冷たすぎない麺。しかもスープが冷めたときはお願いすると溶岩の追加ができるのも嬉しい。
少し酸味のあるたれと秋刀魚の自己主張。人は選ぶがはまると他店では決して満足できまい。
そしてもう一つ好きな点がお冷や。
一般的なラーメン店なら、ホシザキ製の給水機や時にはレモンの切り身をいれた水差しもあるだろうが、このお店のカウンターに置かれた水差しには炭が入っており、お冷やをまろやかに美味しくしてくれる。
最近では、西武線沿線に多い「福しん」というラーメン店でもあるが、いずれも水の味を良くしてくれる。
田舎で育った分、特に夏に感じる水道水の味にげんなり感を感じるが、表立っての主張を抑えてくれるため安心して継ぎ足して飲むことができる。
初めて生粋を訪れたときには、開店後間もなかってせいか、見た目に美しいレトロ調の大きなガラス瓶に入っており、お客が小さな真鍮製のコックをひねって水を出す方式だった。それはそれで風情があってよかったがコックが小さいため、なかなか水がたまらず、店内が混んでいるとなかなか水を汲めなかった。おそらくそれで今の方式にしたに違いない。
夏は特にここの秋刀魚味の出汁が恋しくなる季節なので、今シーズンは後何回かは行くだろうな。
by unlimitedbread
| 2014-07-17 22:13
| 美味しいもの
食べ物と写真とガジェットと少し特別な忘備録
by unlimitedbread
S | M | T | W | T | F | S |
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
31 |
カテゴリ
パンMac
Thinkpad
秋葉原
美味しいもの
その他
PC
おやつ
今日の食卓
カメラ・写真
アニメ
山手線うまいもの探訪
以前の記事
2017年 08月2016年 04月
2015年 03月
more...
注意事項
最新のトラックバック
検索
その他のジャンル
最新の記事
夏の夜のうなぎ |
at 2017-08-03 23:26 |
桜散策 in 2016 |
at 2016-04-25 01:46 |
桜咲く、春の日 |
at 2015-03-31 01:59 |
ヤマノススメと三つ峠と3人パ.. |
at 2014-07-28 03:36 |
海ですよ、海 |
at 2014-07-17 22:34 |